「なかなか内定をもらえない」
「面接が怖い、どう対策していいかわからない」
「会社の選び方がわからない」
就職・転職活動はあらゆる場面で不安や壁に直面することも多いですよね。リンヤの新入社員も同じ道のりを辿ってきました。
この記事では25年に新卒入社した四辻彩夏さんに、就職活動の振り返りや就職活動のアドバイスをお聞きしました。(取材日:2025年7月)
就職活動は、不安・孤独・焦りまみれでした
はじめに、簡単な自己紹介と新入社員生活について聞かせてください。
2025年4月にリンヤに入社した四辻彩夏と申します。入社してからまもなく3ヶ月です。
入社1ヶ月目は10時から19時のフルタイム勤務に慣れることが大変で、お客様との打ち合わせに緊張しっぱなしでしたが、2ヶ月目くらいからは土日に遊びにいく余裕がでてきました。5月には大好きなOfficial髭男dismのコンサートで大阪まで遠征してきたんですよ。
リンヤでは、困ったことがあっても先輩社員がフォローしてくださるなど、とても良い環境で社会人1年目をスタートできたなって思います。
「業務スケジュールが締め切りに間に合わないかもしれない」というときは、早めに先輩社員に相談させていただくように心がけています。
四辻さんの就職活動の流れを、ざっくり教えてください
3年生4月 | 公務員試験を目指しつつ、大学のオンライン合同説明会参加 |
---|---|
9月 | オンラインのインターン(タクシー業界) |
3月 | 一次筆記試験 |
4年生4月 | 二次面接試験(1対1) |
5月~6月 | お先真っ暗期 |
7月頭~ | 逆求人に切り替える |
7月中旬 | オンライン面接を受け始める |
7月末 | リンヤからオファーが届く |
8月 | 1回目の面談(谷口さん) |
8月 | 2回目の面談(現在の上長) |
8月 | 内定通知 |
9月 | インターンとしてリンヤの一員に |
リンヤに出会うまでの間、就職活動は企業探しも面接もかなり苦戦しました。
大学3年生の春ごろは、自分が何になりたいのか分かりませんでした。大学のオンライン合同説明会に参加しながら、特に絞らずに幅広い業界をのぞく感じでした。
観光系の短期インターンシップに参加し、東京の観光案内や1日旅行プランの作成を体験したのは面白かったです。大好きなキャラクターのグッズやお菓子屋さんをめぐるプランを作りました。
このワークショップを主催する会社の選考も受けましたが、結局辞退することに。ワークショップのテーマは「観光」だったんですが、事業内容はタクシー業界であり、人の命を運ぶのは私には重すぎるなあと思ったので…。
このあと、安定を目指して公務員試験にチャレンジすることにしました。1年かけて試験勉強したのですが、残念ながら気持ちは届きませんでした。
しばらく落ち込み尽くしてから民間企業に切り替え、私の就職活動はドン底から本格スタートしました。
当時、不安を感じたのはどんな場面でしたか?
就職活動のスタートが遅れ、周りと自分を比べてしまった時です。焦りと孤独で頭が埋め尽くされてました。
というのも公務員試験の結果がでたのは4年生の5月。6月は大手企業の選考のピークで、友人は続々と内定をもらい始めてました。
かたや私は民間企業はノーマークだったこともあり、うまく動けなかったんです。
「周りの友人たちは順調なのに私は…」と毎日落ち込み、内定ゼロの自己肯定感ゼロ。
私はこの時期を「お先真っ暗期」と呼んでいます…(苦笑)。面接を受けても、「なんか違う」の連続でした。
どうやって気持ちを切り替えましたか?
Adoのコンサートに行ったことで気持ちをリセットできました。あまりにも気落ちする私を兄が心配し、連れ出してくれたんです。
公演で元気をもらって、ようやく「もう一度頑張ってみよう」と思えたので、7月から就職活動を再開しました。
当時のご自分や、就職・転職活動中の方に伝えたいことは?
「周りと比べて焦らなくていいよ、大丈夫だよ」って伝えたいです。
当時、友人同士で就職活動の相談をする感じではなく、「周りの子たちは内定をもらっているのに」とひどく落ち込んでいたんです。
でも、数ヶ月先の冬になって分かったことは、みんな内定をもらった時期はバラバラでした。6月の子もいれば12月の子もおり、みんな、お互いに孤独と焦りを隠していたようです。
当時の自分がそうだったのですが、周りと比べて焦ると、自分にとって大事なことをつい見落としてしまいがちな気がします。
焦ると見落としがちな「大事なこと」とは?
あくまで私の指標ですが、就活をするうえで「楽しそう・面白そう」「ワクワクする」「やってみたいかも」という気持ちは大事にすべきアンテナだと思っています。
孤独と焦りで頭がいっぱいのときは、このアンテナが鈍っていたような気がします。
あと、私は漠然と「安定した職業に就きたい、親を安心させたい」という気持ちから公務員を目指していたのですが、今になって振り返ると、私がやりたいことは公務員ではなかったし、自分に合わなかった気がするんです。
「周りと比べて…」という他人軸から離れて自分の心と向き合うと、意外なところに「やりたいこと」が転がっているのかもしれません。
「面白い」「これをやってみたい」と思えるものに出会うには、とにかく行動が必要なのだと思います。
「なんか違う…」だらけの就職活動のなか、ようやく「ここで働きたい」と思えたのがリンヤでした
就職活動中は「なんか違う」に多く直面されたそうですね。どんな場面で「なんか違う」と感じたのですか?
「やってみたい!」「成長できるかも」とワクワクする要素がない時でしょうか。あと、面接でテンプレートのような質問をされて、テンプレートのような受け答えをする度に「なんか違う」と思ってました。
そんな中、どうやって応募する企業や業界を絞っていましたか?
新入社員インタビューでもお話しましたが、私はやりたいことが明確ではないタイプで、ワークライフバランスを重視して職種を選んでました。
そうやって応募先を見つけてはオンライン面接を申し込んだのですが、「なんか違う」の連続で…。
「なんか違う」に、どう対処しましたか?
一般的な「自分から志望企業を探して選考を受ける」という就職活動は私には合わないのかもしれないと感じて、逆オファータイプの求人サイトに軸を切り替えました。求職者が企業から直接オファーを受けられるため、自分に興味を持つ企業を見つけやすいかもしれない、と。
逆オファーの求人サイトに登録して、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)や資格などプロフィール情報を充実させたところ、いくつかの企業からオファーをいただくことができ、そのうちの一社がリンヤだったんです。
逆オファーのメリットは?
条件を絞りやすいことだと思います。私はやりたいことが明確ではないタイプだったので、基本スタンスは消去法です。
「興味がない業界・やりたくないこと」、営業職や自由度が低そうなところは条件でカットしていきました。逆オファーは「営業以外」など、オファーを受けない条件を設定できます。間口が広い状態で条件を絞るうち、「そっか、自分はクリエイティブな業界に興味があるんだ」って分かってきました。
リンヤのどこに興味をもちましたか?
オファーのメッセージが丁寧だったことと、会社情報です。オフィスの写真が充実していて、オフィスはグリーンがいっぱいで落ち着いて働けそうだなって思ったのと、スタッフ紹介をみて「こういう人が働いているんだな」と分かり、思い切って会社説明会に参加することにしました。
リンヤの会社説明会も面接はオフラインです。これまでオンラインでの就職活動がメインだったので正直億劫だったのですが、このときは行動しました。
実はリンヤの会社説明会や面接を受けるまで、WEBマーケティングに強い興味はなかったんですよ。
先輩社員から会社や業務の説明を受けたことで「面白そう!」とワクワクし、「ここで働いてみたい」って思うようになったんです。
面接を受けるまで、WEBマーケティングに興味がなかったんですね!
ITやWEB業界は高校生時代から漠然とした興味があったものの仕事にしたいほどではなく。何より「忙しそうな業界だから、私には無理かな」って思っていたんです。
面接で業務について先輩社員から話を聞いて、WEBマーケティングのどこに惹かれましたか?
まず、お客様と直接コミュニケーションをとって提案ができることです。直接お話することで提案や制作の解像度を高められますし、WEBマーケティングは成果が数字でわかること、クライアントから感謝の言葉をいただけることもあると知って興味が沸きました。大変そうだけどやりがいがあるなって。
「この環境なら自分自身が成長できそう!」って思えたことも、大きな理由でした。
面接対策は、【素の自分】で面接に臨むことでした
就職活動のなかで、面接そのものが苦手だったそうですね
面接官がどんな人か分からないこと、面接の雰囲気や、面接でどんな質問をされるのかわからないことが不安でした。
事前に対策をしたいけど、どう対策していいか分からないですし、面接でどんなことを話せばよいか分からないことがすごくストレスでした。
リンヤの面接はいかがでしたか?どんなことを聞かれましたか?
実はこれまでの面接はすべてオンラインだったので、リンヤのオフライン面接はかなり緊張したんです。
一般的な面接では、テンプレートどおりの説明・質問をされて「私のことをみてないんだろうなあ」とストレスを感じる場が多かったのですが、リンヤの面接は、面接というより「面談」でした。
面接官はリンヤは懸命に話す私を終始ニコニコ見守ってくださり、プレッシャーを感じることはありませんでした。
学生時代にどんなことをしてきたか。困ったときにどんな対応をしてきたか。人と意見が合わない時など、困難に出くわしたときにどんな行動をするか。ストレスとの向き合い方。
面接官は、私の考え方や行動を知ることで、会社と学生がお互いにマッチするかを確認しようとしているんだな、ありのままの自分を受け入れてもらえそうだな、と感じましたね。
面接に不安をもつ当時のご自身や、読者へのアドバイスをお願いします
まず、無理にカッコつけて自分を作り込まなくて大丈夫だよって伝えたいです。
形式的な面接だと思わず、コミュニケーションを楽しむような気持ちで、素の自分で臨んだほうが、本当に自分に合う企業と出会いやすくなるのではないでしょうか。
「ガクチカがない」と悩む就職活動生も多いようです。
個人の考えですが、ガクチカは勉強や留学など、華々しいものだけじゃないと思うんです。
アルバイトでも、趣味でも、何か努力したことや、できないことを何とかしてみようと行動したことなら何でもいいように思います。大切なのは、主体性を持って取り組んだ経験を、自分の言葉で伝えることなのではないでしょうか。
リンヤに入社して感じることと読者へのメッセージ
実際に働いて、リンヤに合うのはどんな人だと感じますか?
「人のために一生懸命がんばれる人」だと思います。お客様のために自分ができる精一杯をコツコツと努力できる人、あとは、色々なアイデアを持っている人じゃないでしょうか。
経験を積むほどに考えが固まりがちなので、新しい視点や発想で、会社に新しい風を吹き込んでくれる人がリンヤに必要なのだと感じます。
逆に合わないのはどんな人だと思いますか?
「本音公開!リンヤの女子会トーク」にもありましたが、お客様の業種に興味をもつことができず、勉強が好きではない人、好奇心がない人には辛いと思います。この業界はたくさんの勉強が必要ですから。
受身体質の人は成長しきれないのではないでしょうか。
この3ヶ月で、「リンヤに入ってよかった」と感じたことはありますか?
困った時にすぐに相談できる先輩社員の存在と、リフレッシュ休暇という制度です。
先日3期キックオフで表彰いただけたのは本当に驚きで、新卒1年目から組織に貢献できていると実感できて嬉しかったですね。これも日頃から親身になって助けてくれる先輩方のおかげです。
そして、年間5日間取得できるリフレッシュ休暇は、本当にありがたい制度だと感じています。 どの企業でも新入社員は半年勤務するまで有給がなく、他社に勤める友人は「有給をもらうまで休めないから」と、意識的に体調やスケジュール管理をがんばっています。
でもリンヤでは新入社員もリフレッシュ休暇をとることができます。先月熱中症で動けなくなってしまった日に利用しました。リフレッシュ休暇がなかったら、お給料が下がっていたので本当に助かるなって思いました。
最後に、読者へのメッセージをお願いします
就職活動の通称「お先真っ暗期」にいたとき、私は大好きなOfficial髭男dismのボーカルさんの「迷ったらDOでしょ!!」って言葉に支えられてきました。
リンヤの面接でオフィスに飛び込んだときも、この言葉に背中を押されて、今の私があります。
皆さんもぜひ、迷った時こそ行動してみてください。行動することで、私みたいに視界が開けることがあると思うんです。
もしリンヤに少しでも興味がある際は、思い切って選考を受けて、リラックスできるオフィスで社員さんにあってみてくださいね。お待ちしています。
(取材・記事=武藤花奈)